なぜ外壁塗装で目地と窓枠にコーキングを入れ替える必要があるのか？

外壁塗装に悩んでいる

外壁塗装で窓枠のコーキング外壁塗装の工事で外壁の目地や窓枠にコーキングって入れ替えるみたいなんだけど、コーキングってそんなに大事なの？

ハケ兄（はけにい）

めちゃくちゃコーキングは大事です。

外壁塗装に悩んでいる

でも、窓枠や目地のコーキングを入れ替える必要ってあるのかな？

ハケ兄（はけにい）

コーキングも外壁の塗料などと同じく、年数とともに劣化して痩せてきます。ですので定期的なメンテナンスが必要なのです。

コーキングとは？

コーキングってなに？どんなもの？

っていう方は多いと思います。

コーキングという呼称

まず、コーキングという呼称なのですが、

シール、シーリング

と言ったりもします。

コーキングは、英語coak 詰めるという意味です。

シーリングは、英語sealは密閉という意味です。

コーキングもシーリングもどちらも同じ意味合いで使われますので、

ここではコーキングで書いていきます。

コーキングとは

普段何気なく目にしているところにも色々とコーキングは使用されています。

コーキングとは、合成樹脂または合成ゴム製のペースト状になっています。

隙間や目地に充填することで、その部分の水密、機密を保ちます。

家の外であれば、

窓枠のサッシ廻り、外壁のサイディングやALCの目地部、

また、窓ガラスの周り、

家の中であれば、

お風呂のパネルの継ぎ目や浴槽周り、キッチンパネル、

などなどいろんなところに使われています。

コーキングの目的は？

コーキングをする目的としては、目地や隙間の機密性、防水性の確保が最大の目的です。

ですので、外壁のクラック（割れ）などの補修にも、よく使用されます。

ただ、コーキングを使用する際にはペースト状からゴム状で硬化するので、

緩衝材的な役割で使用されていたり、

接着剤として使用されたりといろいろなところで使えるので重宝しています。

また部屋内のクロスの隙間などに使用するコーキングの場合は単に化粧的な見栄えだけのものです。

外壁塗装でコーキングの施工方法は2種類あります

外壁塗装の際のコーキングといっても、

その施工方法には、

• コーキングの入れ替え(打ち替え、交換)
• コーキングの増し打ち

の2種類があります。

仕上がりはどちらもほとんど同じなのですが、仕上がりまでの工程が全然違います。

コーキングの入れ替え

コーキングの入れ替えの場合は、既存のコーキングをカッターなどの工具で全て取り除いてから、

新しいコーキングを打っていきます。

外壁塗装の際のコーキングでは入れ替ることが多いです。

オススメは入れ替えですね。

コーキングの増し打ち

コーキングの増し打ちは、

既存のコーキングが劣化し痩せている状態の上からそのまま打っていきます。

コーキングの除去はしません。

外壁塗装のコーキング工事では入れ替えがオススメなのですが、

部分的には、あまり劣化しておらずにコーキングの増し打ちで十分な箇所も実際にはあります。

コーキングの入れ替えと増し打ちについての費用

費用的にはコーキングの入れ替えの方が手間な分、高く設定されています。

• 増し打ちで500～900円/ｍ

• 入れ替え700～1500円/ｍ

コーキングの入れ替える場合に現状の壁がスタッコの吹き付けがしてあったり、

コーキングの除去が容易でない場合には、費用が変わってくることもあります。

外壁塗装でのコーキングは大事！な話

外壁塗装の際には、コーキング工事も一式で施工することがよくあります。

みたいに感じることもあるかもしれませんが、

こんな風にいきなり考えないようにお願いしますね。

最近のお家はサイディングの外壁が多く、

コーキングが露出しているような作りのため外壁塗装と一緒にコーキングも劣化していることよくあります。

もしあなたのお家がサイディングで太陽の光がよく当たるバルコニーがあるなら、

その外壁のコーキング部分はかなり劣化して、弾力を失い、ちぎれたり切れたり機能していない可能性もあります。

早ければ、新築からでも数年で傷みがでます。

ただ目に見えてコーキングの劣化や傷みが確認できればよいのですが、

コーキングは外壁のいたるところに使用されていることも多いので、

確認できない見えないところでのコーキングが劣化によって何年も雨水が家の中に侵入していた、

というケースも少なからずあります。

お家の部屋まで雨水が回ってい流ような状況であれば、

雨漏り

ということになり対応できるのですが、外壁と部屋の間の柱などの部分に侵入していることもあるのです。

部屋内に雨漏りも大変なのですが、

それ以上に気づいたら、

柱がボロボロに錆びて、下地の木は腐っている…

という状況になりかねません。

こういう見えずに気が付かないところの不具合が結構厄介なんです。

コーキングが大事なことが少しでもわかってもらえましたでしょうか。

本当にお家の中で重要な部分を担っていることが多いのです。

ですので、外壁塗装のタイミングでコーキングに関しても全部入れ替えることを勧めてしまうところがあるのです。

コーキングのdiyでの注意 コーキングをdiyでやってみようという方に向けてちょっと書いておきます。

外壁のクラックなどはdiyでもできますよね。

クラックの場所にもよりますが。

目地や窓枠のコーキングもちょっと難易度が上がりますが、

できないことはないと思います。

細かいことはを言い出すと、

やはり色々あるので、ここでは簡単に説明してみます。

 コーキングの道具

コーキングのdiyで必要なもの

コーキングをするには、

まずは、コーキング剤とコーキングガンが必要です。

ホームセンターで買えるもので十分です。

コーキングガン300円くらいから

コーキング剤300円くらいから。

こんな感じのものでも十分使えます。⇩

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コーキングのガンは、1000円までのものでも十分使えます。

コーキング剤

コーキング剤は、ちょっと注意が必要です。

ホームセンターなどでシリコンシーラントというコーキング剤を使用する場合、

そのコーキング剤の上からは塗装できません。

コーキングを打ったあと塗装をするのであれば、シリコンタイプのものでも、変成シリコンというタイプでないとコーキングの上からの塗装ができません。

普通のシリコンでは塗料が乗らずに弾いてしまいます。

ただちょっと隙間埋めます、塗装は考えてません！

とかなら、ただのシリコンでもOKです。

また、ガンに合うカートリッジのコーキングを選ぶことも大事です。

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コーキングのdiyでおすすめ市販のコーキング材

市販されているで変成シリコンコーキングでよく使用するのが、

コニシ ボンド 変成シリコンシーラント グレー 333ml Bです。

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ガンタイプ333ML

コーキング施工後に塗装をすることができます。ブラック 、アンバー 、グレー 、アイボリー 、ホワイトの5色あります。

コーキングの上から塗装するなら変成シリコンですね。

ヘラ

外壁の目地や窓枠などをコーキングする場合、

金製のヘラやウレタン製の柔らかいバッカーと呼ばれるヘラでコーキング押さえたりします。

ですが、ちょっとのクラックを埋めるくらいであれば、軍手でこすったり素手で撫でたりして、

外壁になじませていきます。

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ウエスと塗料シンナー

コーキングに慣れている人であれば必要ないかもしれませんが、

コーキング剤で手が汚れたりするのを掃除するためにあった方が良いかなというぐらいです。

汚したくないところなどに付着した場合などに、

弱めの塗料シンナーなら下地を傷めることなく掃除しやすいです。

注意、ラッカーシンナーなどの強溶剤は使用しない方が良いです。

目地や窓枠などを綺麗にコーキングするには？

まずコーキングする目地の両サイドにラッカーテープを貼ります。

この時テープが目地の中に入らないように貼ります。

中にはいるよりは、外へ逃げている方が綺麗に仕上がります。

目地のコーキングは二面接着が基本ですので、

ボンドブレーカーというテープを目地の底に貼ります。

専用のプライマーを目地の両サイドの面に塗っていきます。プライマーにはオープンタイムという乾燥待ちの時間のあと、

コーキングを打っていきます。

コーキングの打ち方

コーキング剤充填する量は目地の高さより少し上くらいまで打ちます。

ヘラでしっかり押し込みなでていきます。

まずコーキングを金製のヘラなど硬いものでしっかり数回往復で抑えた後にバッカーなどで綺麗に撫でてしあげるかんじです。

しっかりと中で密着させる感じて押えていきます。

また、ヘラでテープの上のコーキング剤がしっかり切れているかが、

テープをめくる時の仕上がりには大事になります。

出来上がりです。

コーキングのちょっとしたコツと注意

コーキングはお家の外部で手の届く範囲でしたら、

DIYでもできる作業です。

実際DIYで作業するちょっとしたコツを教えちゃいます。

ペンキ屋からちょっと言いたいことがあります。

外壁のひび割れ・クラックを補修するコーキングは、

シリコンシーラントでもよいのですが、後々外壁塗装をする際にペンキ屋としてはちょっとめんどくさいことになります。

というのは、塗装するためにはシリコンシーラントをある程度削り取らなと行けないこともあります。

まれにDIYをされたお家を外壁塗装をする際に、

ぎょっとしてしまうことがあります。

あちこちにシリコンシーラントが打ってあるのです。

クラック部分に打っているのですが、ベタっとつけただけであったり、

サッシ回りにも打っているので除去するのにかなりくろうすることがあります。

あまりにひどい場合には、塗装するためのシリコン除去に費用が掛かることもあります。

シリコンシーラントの乱発はやめましょう。

また、クラックなどの劣化があちこちにある場合には、

やはり一度プロの業者に見てもらうことをおススメします。

外壁塗装を始める前に知っておきたいこと書いてます。

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