外壁塗装なんて別にやる必要ないよね、
外壁塗装ってそんなに必要か
屋根塗装も必要なの?
って人に向けて書きますね。
外壁塗装 は必要か?必要ないか?本当のところどうなのか・・・。
結論から言っとくと、外壁塗装は必要です。
屋根塗装も必要です。
外壁塗装は本当に必要か
「外壁塗装って本当に必要か?」
って思ってる人って結構いらっしゃるかと思います。
「一戸建てのお家を持ってから初めてお家を維持していくこと、また外壁塗装について必要なんだなってことがわかりました!」
という方は多分メチャクチャいるのではないでしょうか。
ではどうしてお家や建物には外壁塗装・屋根塗装が必要なのか、
また、しなかったらどうなるのか、
説明していきます。
ずっと前には、「必要ないでしょ・・」というか外壁塗装という存在すらよく知りませんでした。
この機会に知っておいてください!
もし外壁塗装をしないならどうなるのか
もし一戸建て、マンションなどの建物に外壁塗装をしないでいるとどうなってしまうのでしょうか
お家の屋根や外壁置かれている状況とは、
毎日、雨の日も風の日も真夏の気温40度の日も真冬の氷点下の日もずっと外気にさらされた状態で家の中を守っている、
というかなり過酷な環境なのです。
何年もこんな環境にさらされたら、何かしらの傷みや不具合が出てきてもおかしくないという状態なのです。
では、実際にどんな傷み方をするのか、お家の部分ごとに見てみます。
またどんな追加工事が必要か補足します。
外壁
ザックリ外壁といっても色々な種類の外壁もありまた色々な部分で構成されています。
外壁の種類別に見てみます。
サイディング
サイディングの外壁の場合、年数とともにサイディングボードが反り上がって来ることがあります。
反ってくることでボード抑えているビスや釘がぬけてきたり、
そのビスや釘の周り部分だけがが残ってサイディングボード割れてきたりします。
これはボード自体が膨張、収縮するために起こります。
そのためにサイディングの壁と壁との間のジョイント部分のシーリングが痩せたり切れたり、最悪無くなったりします。
やはり太陽のガンガンに当たるバルコニーの外壁などが一番早く傷んでくることがおおいですね。
また、地震や台風など自然災害によってもでもサイディングの壁自体にクラック割れが生じたり、
サイディングボード自体の塗装がめくれてきたりします。
金属サイディングの場合、素材が金属なのでサビが出てきます。
外壁を塗装も何もせずに放って置いたらどうなるのか
目地のシーリングが劣化して切れたり無くなったりすると雨水はモロに外壁の中へと入っていきます。
この雨水が家の中の部屋までいくと雨漏りとなります。
「雨漏りしてる!」って大変なことなんですが、雨漏りに気づいて対応できるのでまだいいのですが、
部屋内まで行かずに建物を支える柱や断熱材などがある外壁と部屋内までの間に流れ込んでいる場合があります。
これには気づかない場合が多いのです。
部屋内まで行っていないので、雨水の侵入に気づきにくく、
壁の中にある柱や木製の下地などを湿らせてどんどんと知らない間に腐らせていく・・・、
ということも実際に起こっています。
追加工事の可能性
外壁塗装工事を行うことでお家やその建物の不良個所を発見することができます。
足場を組んだ作業になるので、普段は下からしか見ることのできないお家の様々な箇所を点検することができます。
その際に気づくことで内部があまりにひどい状況になっていたりすると、
塗装工事の範囲を大きく超えてしまうというケースもあります。
外壁塗装の追加工事になる可能性
2階バルコニーの外壁部分
シールの切れ目から雨水が侵入
⇩
内部の木製下地、柱が腐食劣化
サイディングボードにもかなりの傷みがある状態
バルコニーの下が一階天井になっており、天井のボードが落ちている状況
⇩
2階部分サイディングボードの交換、下地の補強
1階の天井のボードの交換・下地の交換
外壁のクラック(割れ目)から雨水が侵入
⇩
内部の木製下地、柱が腐食・劣化
サイディングボードにもかなりの傷みがある状態
⇩
サイディングボードの交換、下地の補強
これらの工事が追加になるかどうかは、
工事前の見積もりの段階である状況をある程度把握できているのかによります。
当然見積もりの段階でサイディングボードの交換も視野に入れた見積もりをしておくのがベストなのですが、
このよう状況の経験があまりない業者の見積もりであれば、
ただ塗装するだけの見積もりで工事に掛かり後から、
ボード張り替えなどの提案をしてくると追加工事という扱いになってしまいます。
業者の選択も重要なのです。
スタッコ・リシンなど吹き付け仕上げの外壁
外壁の種類がスタッコ・リシンなど吹き付け仕上げの場合も年数とともにクラック(割れ)が発生してきます。
吹き付けの塗料がの対候性も年々落ちてきますので、塗膜のめくれやクラック(割れ)が発生しやすくなります。
塗装がめくれると塗装のその下のその物が露出してしまい、その物が劣化し始めます。
クラック(割れ)が生じるととそこから雨水などが侵入しやすくなります。
最近のお家ではスタッコなどの吹き付けの外壁であっても下地はサイディングボードであったりします。
サイディングボードの上にモルタルなどで平滑にして吹き付け塗装をしています。
ですので、外壁の表面の塗装が割れている場合には下地のサイディングボードのコーキングも切れていたりすることあります。
屋根の塗装をしなかったら
屋根は外壁よりも常に過酷な環境にありますので、本来外壁塗装の塗り替えサイクルも早く来る部分です。
一般的に塗装するサイクルが7年くらいか15年の間としてカラーベストの場合でお話しします。
これくらいの年数が経過した屋根はコケや藻などが発生しているのです。
これはほぼどの屋根にもです。
またひどいところでは屋根の周りにある雨樋にも積もった泥などでコケが盆栽みたいになっているところもあります。太陽の当たりにくい北面がこうなりやすいです。
屋根のカラーベストなどにコケや藻が発生することでその下の塗装を傷めてしまいます。
こんな状態で20年・30年と放置していたカラーベストは、
そのカラーベスト瓦自体の塗装の対候性もなくなっているので、かなりもろくなっています。
10年ほどでの屋根塗装の場合でも、カラーベストの瓦が数枚割れていることもよくあります。
これは太陽の熱や雨、雪などによる膨張、収縮によるものが多いです。
屋根の瓦は膨張・収縮を何度も繰り返しているのですが、その過程で外壁と同じく反りあがってきたりします。
あまりに反りあがると風の影響も受けやすくなり割れやすくなります。
カラーベストの屋根抑えの部分はトタンでできていることが多いので年数とともに錆びてきます。
また年数とともに抑えている釘も抜けていきます。
屋根抑えを錆びた状態で放置すると次第に薄くなり穴が開きます。
屋根抑えとしての機能がなくなってしまうと雨水もお家の一番上から雨水が侵入する可能性もあります。
木部 破風
建物の外部に使用される木部には雨水などが染み込まないように塗料が塗ってあります。
一見何も塗装していないように見える木部分で、木目を生かしているニスやオイルステンなども年数とともに必ず劣化します。
お家の中で木部の破風の部分などは、早い段階で傷みが出て来る部分であります。
雨水などを吸い込みやすい状態なっていると木部がめくれたり、ひどい場合には腐って落ちてきてしまいます。
ベランダの防水
ベランダの床の防水も年数とともに劣化してきます。
防水の種類として、ウレタン防水、FRP防水、シート防水などがあるのですが、どれも年数とともに必ず劣化します。
もしもベランダの床にクラック(割れ)がある場合には、
そこからあ雨水が侵入している可能性は極めて高いです。
その雨水が下の階の部屋うちから出てくれば、雨漏りになります。
お家の構造的なところへながれていれば、気づかないことが多いので、
防水工事だけでなく大きな工事が必要になる可能性もあります。
これは外壁と同じです
階段、中柱 や雨戸などの鉄でできているところ
お家の中で鉄でできているところって結構あります。
お家のタイプによりますが一般的なところで、
雨戸・階段・ベランダ手すり・物干しざお受け・天井・構造的な部分の柱、などなどです。
鉄部が劣化していく状態は必ず「錆び(サビ)」ます。
鉄部が錆びる状況を雨戸で説明してみます。
雨戸が鉄製の場合、傷みが出てるところは錆が出てきます。
この錆びが発生する最初の原因が雨戸に積もるホコリであったりします。
ホコリが湿気を含み長い時間雨戸の塗装面に付着して塗装の機能を劣化させていきます。
こうして雨戸にさびが発生してくるのです。
このまま放置すると雨戸自体に穴が開いてきます。
その周りも錆びでボロボロになってしまい、雨戸としての機能も形もとどめられなくなります。
鉄部があまりに傷んでいる場合は、補修、塗装では持たないという判断で交換になってしまいます。
外壁塗装はなぜ必要なの? 塗装することの効果
ここまで外壁塗装や屋根塗装などをせずに放っておくとどうなるのか、ということを色々書いてきました。
では外壁塗装などの塗装することでどんな効果が得られるのでしょうか。
外壁塗装の必要性~塗装することの効果
外壁塗装に限らず屋根や付帯物すべてにおいて、塗装のその目的は、
塗装することでその物自体を美観と機能を守るという目的が大前提にあります。
一戸建てのお家の場合においては、屋根や外壁を塗装することで大事になってくるのが、
まずは防水効果になってくるのです。
とにかく雨水がお家の中に入ってくるような状況では絶対にマズイわけです。
屋根・外壁を塗装の効果としてはまずはその防水という機能が守られます。
外壁塗装の必要性~目に見える被害がない状態でも必要
外観では何も問題のない状態で目に見える被害がない状態であっても、定期的な外壁塗装が必要です。
すでに塗装されている塗料の耐用年数などからも再塗装が必要な時期などは、算出されたりもしますが、
「一般的に10年に一度は外壁塗装、10年に一度くらいはお家のメンテナンスをしっかりしなさい!」
というような感覚は持っておいた方が良いかと思います。
※外壁塗装の最適な時期は”という点については、別のところでしっかり書きます。
ほったらかしはダメですよ!
メンテナンスフリーの外壁というのもあるが・・・
メンテナンスフリーを謳っている商品もあります。
このメンテナンスフリーというのは「全くメンテナンスがいりません!」というものではありません。
耐久性が高い外壁の材質を使用していますので、再塗装・修繕間隔が長くはなりますが、
メンテナンスは必要になります。
私が経験したことのあるメンテナンスフリーの壁で説明しますと、
そのメンテナンスフリーの壁は無機塗料を表面に使用していました。
無機塗料とは言ってみればガラスのようなものです。
10年以上たってもその表面はきれいな状態でした。
ですが、お家全体で見たときには、それ以外の部分にはしっかりと劣化が見られました。
目地のコーキング・屋根・雨樋など。
外壁に関してもクラックも入っていましたし、塗膜をピカピカに残したまま下地からめくれたりもしていました。
このことから、お家全体で考えると定期的に外壁塗装などのメンテナンスを兼ねた工事はした方が全体の劣化に対応できるのだな・・
、と実感ました。
まとめ
このページでは、外壁塗装の必要性について書いてみました。
外壁塗装をしなかったらその建物は年数とともにどんどんと傷んでいきます。
外壁塗装は傷み始めているお家の屋根や外壁などの見えているところがきれいでも、
見えないところで漏水していたりということはよくあることです。
ですのでお家全体のメンテナンスも兼ねて定期的な外壁塗装の工事は必要なのです。
一戸建て住宅やマンションなどの建物に、10年ごとの外壁塗装が必要か必要ないかという問いには、
「間違いなく絶対的に必要です!」と全力で答えたいのですが、一概に「10年間隔で絶対に外壁塗装!」とも言えないのです。
実際に私は何百件と一戸建てのお家を見てきましたが、
中には20年以上何もしませんでした・・・・ってお家もちらほらあります。
実際に、30年間何も・・・というお家にも出会ったことがあります。
ですが、それらのお家では特に追加工事もなく一般的な外壁塗装工事ができたかと思います。
一方、築7年くらいの大きなきれいなお家なのですが、
雨漏りしていて・・・というところから始まって、外装材の張り替えとかで再塗装・・・。
これは某ハウスメーカーの不具合だったので、保証内での工事でしたのでお家の人の負担はありませんでした。
一般的に10年で外壁塗装は必要になる、というような常識が全く通用しないお家はたくさんあります。
10年に満たないところで外壁塗装が必要になったり屋根塗装が必要になったりするお家もあれば、
30年何もしなくてもとりあえずは大丈夫だったお家もあるということです。
これは結果的に30年何もなかった・・という話で、事前にどうなる・・ということがわかることではありません。
そのお家ごとに立地条件などの細かな環境が全く違いますので、
「10年で外壁塗装が絶対必要!」とは、一概に言えないのです。
ただ、塗装の目的として、その物自体を保護、美観、機能の付与というものがあります。
お家もキレイな良い状態で保つためには、傷みが出る前に塗装することが大事になってきます。
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